ホームページを制作するには、HTMLファイルに「宣言文」「言語コード」「文字コード」の記述が必要となります。
どれも大切な要素となりますので、忘れずに記述するようにしましょう。
宣言文とは?
宣言文とはその名の通り、HTMLファイルがどの形式で記述されているかを宣言する文となります。
この宣言文を入力することにより、「このHTMLファイルは○○によって書かれていますよ」「○○向けに作られていますよ」などの情報をブラウザに伝えることができます。
<!DOCTYPE html>はHTML5で作成された文書を表す宣言文となります。
宣言文を記述する場所
宣言文を記述する場所は<html>の上、つまりページの一番上に記述する必要があります。
宣言文を入力したソースコードは、こんな感じになります。
<!DOCTYPE html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title></title>
</head>
<body>
</body>
</html>
このようにして、宣言文を入力することができます。
言語コードの入力
宣言文を入力したら、次は言語コードを入力してみましょう。
言語コードとは、制作しているページがどの言語で書かれているのかを表すコードです。
[言語コードの入力例]例えばこの「さきちんWEB」は日本語で書かれ、日本向けに制作されているので言語コードは<html lang="ja">となります。
他言語(英語やフランス語)でページを制作するなどの理由が無い限り、言語コードは<html lang="ja">でOKです。
言語コードを記述する場所
言語コードは宣言文の下に記述する必要があります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja"> ←言語コード
<head>
<meta charset="utf-8">
<title></title>
</head>
<body>
</body>
</html>
HTML5への対応
当サイトは基本的にHTML5以降でホームページが作れるように解説しています。
最新のブラウザなら問題はないのですが、古いブラウザ(InternetExplorer6、7、8)などで見ると正しく解釈できずに、デザインが崩れてしまう可能性があります。
そこで、古いブラウザでもHTML5以降から追加されたタグを解釈できるように、以下のコードを</head>の直前に追加しましょう。
<script src="http://html5shiv.googlecode.com/svn/trunk/html5.js"></script>
<![endif]-->
これはGoogleが提供している古いブラウザ用のHTML5対応ファイルです。これを記述することにより古いブラウザでもHTML5以降に追加されたタグを理解できるようになります。
まだまだ古いブラウザを使っているユーザーは沢山います。どんな環境でもホームページを見てもらうためにも、是非記述しておきましょう!
まとめ
まとめると、HTMLの基本構文は以下のようになります。
<!DOCTYPE HTML>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<link rel="stylesheet" href="style.css">
<title></title>
<!--[if lt IE 9]>
<script src="http://html5shiv.googlecode.com/svn/trunk/html5.js"></script>
<![endif]-->
</head>
<body>
</body>
</html>
以後はこの基本構文を元に解説を行っていきますので、忘れないようにしましょう!
覚えておきたいポイント
HTML5とは
HTML5とはHTMLのバージョンであり、過去にはHTML4やXHTMLなどがありました。HTML5は通常のパソコン向けページはもちろん、スマートフォンやタブレット向けのページ、iPhoneアプリやAndroidアプリの開発言語などにも利用されています。
必ずHTML5の必要はなし
今後もし、ゼロからホームページを作る機会があったとしても、必ずHTML5を使う必要はありません。HTML5だからページがキレイになるとか、検索エンジン対策に有利だといったこともありません。HTML4やXHTMLを使っても、問題なくホームページは表示できますし、今後も使い続けることができます。
この辺りの説明になると長くなるので省略しますが、要はお好みのHTMLのバージョンを使ってOK!ということです。