.(ドット)が付いたスタイルを呼び出すのがclassですが、もうひとつ、idを使ってスタイルを呼び出すこともできます。
#(シャープ)がついたセレクタを、idセレクタといいます。
idセレクタの使い方
idを使ってスタイルを呼び出す場合は、セレクタ名の前に#(シャープ)を付ける必要があります。
#midori {
color:#690;
}
#(シャープ)が付いたスタイルを使うには、以下の方法で呼び出すことができます。
<p id="セレクタ名">テキストテキスト</p>
classと同じように、指定した場所にのみスタイルを適用することができます。
classとidの違い
classとid、どちらでスタイルを呼び出しても結果は変わりません。読込速度が早いとか遅いとか、そんなこともありません。
classとidの違いは、「使用回数」にあります。
classは1ページ中に何度でも呼び出すことができますが、idは1ページ中に1度だけしか使うことができません。
まだCSSに慣れないうちは、1度しか使えないidなんて意味あるの?なんて思ったりもしますが、慣れてくるとそうでもないんです。
ホームページを制作していると、必ず「これは一度しか使用しない」スタイルが出てきます。
例:#wrapや#header、#footerなど
そこそこの規模のホームページになると、CSS周りもゴチャゴチャしてきますので、見やすいようにclassとidで使い分けたほうが、編集や修正の際に便利なんです。
この「さきちんWeb」のスタイルは100種類以上あるのですが、その中でidは3割ちょっと使っています。(数えてみたら、結構ありました・・・)
これが全部classになっちゃうと、スタイルを修正する際に探し出すのが大変です。
はじめのうちは慣れないかもしれませんが、徐々にclassとidを使い分けるようにするといいと思います。
もちろん、稀に全てclassで統一している人もいたりしますので、必ずしもclassとidを使い分けなければならないことはありません。
しかし、この先Web業界を目指す方や中~大規模のホームページを作りたい方、共同で作業する必要がある場合などは、自分だけではなく他人にもわかりやすいHTML・CSS構造とするために、classとidは使い分けたほうが良いでしょう。